ラブグラの禁忌事項と飲み合わせが悪い医薬品！服用前に必ず確認

ラブグラを服用すると危険！血管系の病気や血圧などの注意が必要な禁忌事項

ラブグラは、性行為に関する女性の悩みを解決するために開発された治療薬です。快感が得にくい、性行為の時に痛みを感じてしまうなど、性に関する悩みを抱えている女性は多いのです。ラブグラには膣液の分泌を促進する作用があるため、不感症を改善する効果が期待できます。

ラブグラに配合されている有効成分はシルデナフィルですので、男性向けに提供されているシルデナフィル錠と同様に、いくつか禁忌が存在しています。禁忌事項にあたる方が服用してしまうと、危険なトラブルを招いてしまう可能性がありますので、注意が必要です。

まずラブグラの有効成分であるシルデナフィルに対して過敏症がある方は、ラブグラを服用することができません。またこのシルデナフィルには血管を拡張させる働きがあるため、心血管系障害がある方、低血圧および高血圧の方が服用してしまうと、副作用を引き起こすリスクがあります。

特定の既往歴がある方も、ラブグラを飲むことはできません。
半年以内に脳梗塞や脳出血、心筋梗塞の既往歴がある方は服用禁止とされています。

ラブグラの服用を検討しているのなら、まずは禁忌事項をよくチェックし、当てはまる項目がないかよく確認をしてから判断することが大切です。

ラブグラと飲み合わせてはいけないニトログリセリンなどいくつかの併用禁忌薬

ラブグラの禁忌事項に当てはまっていない場合でも、普段から服用している薬がある方は、飲み合わせに注意する必要があります。

ラブグラの併用禁忌薬として、まずニトログリセリンが挙げられます。
ニトログリセリンには心臓の血管を拡張させる作用があり、ラブグラと併用すると降圧作用が増強されてしまう可能性があるため、注意が必要です。
ニトログリセリンの他にラブグラの服用に注意が必要なのは、不整脈の治療に用いられている塩酸アミオダロン製剤で、こちらも禁忌薬の1つです。その他に硝酸剤や一酸化窒素供与剤、sGC刺激剤などが挙げられます。

基本的に、血管を拡張させる作用がある薬や血圧に関わる薬は、ラブグラとの飲み合わせが悪いと考えたほうが良いでしょう。これらの他にも血圧や血流に作用する薬が存在していますので、事前に確認してから服用を行いましょう。普段飲んでいる薬の成分や作用、効果については日頃からきちんと把握しておくことが大切です。

いくつかの薬剤を挙げましたが、他の薬名でも同じような効果の薬を服用中の方、一緒に飲んでよいかわからないといった場合は、医師に相談をしてから判断しましょう。

持病がある場合は医師に相談のうえでラブグラを服用するとさらに安心

ラブグラやシルデナフィル錠などの治療薬には、血管を収縮させる特定の酵素を阻害するという作用が備わっています。体の一部にだけ働きかけるわけではなく、全身の血管に影響をもたらしますので、体質や持病によっては、服用を避けたほうが良い場合もあるのです。

鎌状赤血球性貧血や白血病、多発性骨髄腫などの病気を患ってる方は、ラブグラの服用前に医師に相談をする必要があります。また消化性潰瘍や出血性疾患がある方、重度の腎臓障害および肝臓障害がある方も、自己判断でラブグラの使用を決めてはいけません。必ず病院で確認し、問題がないと判明したら服用を開始しましょう。65歳以上の高齢者および未成年の方も、ラブグラの服用が安全かどうか医師への相談が推奨されています。

ラブグラには併用禁忌薬も存在していますので、何らかの病気を患っている方、また過去に病歴がある方は一度医師に相談をしたほうが安心です。

ラブグラの一般的な副作用はほてりや動悸などであり、重篤な症状を引き起こすリスクは少ないとされています。しかし特定の持病がある方の場合、治療薬として服用しているラブグラでも健康に影響を与えてしまう危険性もあるのです。

ラブグラが有名な薬だからと安易に使用せず、自分の体の状態をしっかり把握した上で、安全に服用をしていきましょう。最初に確認や医師への相談があれば安全に服用が続けられます。

ラブグラと慎重に飲み合わせるべき降圧剤などの併用注意薬

ラブグラには慎重に飲み合わせるべき併用注意薬として、チトクロームP450 3A4阻害薬やチトクロームP450 3A4誘導薬などが挙げられます。

代謝に関わる酵素を阻害する薬は、ラブグラの有効成分であるシルデナフィルの血中濃度を高める場合があります。代謝が低下するため、血中濃度が高まりすぎてしまい、ラブグラの作用が強くなりすぎてしまう恐れがあるのです。
チトクロームP450 3A4阻害薬は抗生物質や抗真菌薬など、様々な薬に含まれています。身近な薬に配合されている場合がありますので、事前に成分を確認しておくと安心でしょう。

降圧剤やα遮断剤、カルペリチドなどもラブグラとの飲み合わせに注意するべき薬です。

ラブグラやシルデナフィル錠に含まれる有効成分には、高血圧や血管拡張によるほてり、頭痛といった症状や、重度の副作用をおこすリスクがあります。血管をひろげて血流を促進するため、同様の作用がある薬と併用すると、強い副作用があらわれる可能性があるでしょう。本来ラブグラの作用がさらに強まってしまうと理解しておきましょう。